由布院合宿
つい先ほど一度書き終えたのですが、不幸にしてすべて消えてしまったので、もう一度書き直します。
いじけて誰かに丸投げしようかとも思いましたが、頑張ることにしました。
パソコンによるいじめには負けないのです。
さて、先日の9月20日(月・祝)~21日(火)は毎年恒例の由布院合宿でした。
昨年までは長崎大学能楽部と交代で行っていたのですが、今年からは合同で行くことになりました。
この時期の由布院はとても涼しいというイメージがあったのですが、この二日間は予想に反してとても蒸暑かったです。
青空に向かって伸びている由布岳は相変わらず大きくて、青々としていました。
合宿一日目は「由布院の夜能」のお手伝いを主にしました。
椅子を並べたり、テントを張ったり、テーブルを運んだり、またその片付けをしたりと大忙しでした。
途中、夜ご飯を食べに行ったのですが、のん気にみんなで行ったのは大失敗でした。
いつ何時、先生から用事を言いつけられるかわからないのですから、最低でも一人は楽屋付近に待機しておくべきでした。
ほんと申し訳なかったです。
深く反省して、今後に生かしたいと思います。
能が始まってからは、部員みんなで鑑賞しました。
空には満月に少し足りない月が懸かっていて、足元からは虫の音が聞こえていました。
至る所に篝火も焚かれていて、池を隔てた向こう側にある舞台はまるで別世界のようでした。
夜はみんなで宴会をしました。
森本先生をはじめ、小鼓方の飯田先生やシテ方の馬野先生もご参加くださいました。
部員同士の交流はもちろんのこと、先生方のありがたいお話も聞けたりして、とても有意義で楽しいひと時を過ごすことができました。
由布院名物の温泉にももちろん入りました。
大変にいいお湯で、一日の疲れもすっかりとれる心地がしました。
二日目は朝から先生にお稽古を付けていただきました。
朝日に輝く緑の中、池に張り出した水上舞台の上で舞のお稽古に励む姿は、とても爽やかで、そのままお茶のCMにも使えそうなほどでした(笑)
お稽古が終ってからはみんなで由布院観光にも行きました。
あまりゆっくりする時間はなかったのですが、それでもみんなとても楽しんだようでした。
あっという間の二日間でしたが、普段とは違う土地に行って、みんなで何かをするというのはやはりいいものです。
今回残念ながら参加できなかった人は、来年はぜひ参加してくださいね。
それでは、私からはこのあたりで。
静 筆